【ネタバレ注意】日帆派natarikoが物申す!太陽が見ている(かもしれないから)8

こんにちは。natarikoです。

今回は、「太陽が見ている(かもしれないから)」第8巻の感想と個人的見解を述べたいと思います!

  

 ※ひとつ前の感想と個人的見解はこちら

 ※第1巻の感想と個人的見解はこちら

  

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目次
  • 1.「太陽が見ている(かもしれないから)」とは
  • 2.第8巻の内容紹介
  • 3.感想と個人的見解(物申す!)

   

1.「太陽が見ている(かもしれないから)」とは

分類:少女マンガ

著者:いくえみ綾

出版社:集英社(2014/9/25)

掲載雑誌:クッキー

あらすじ:

女友達との関係や学生生活に何か違和感を感じる女子中学生・岬と、クラスで浮いている同級生の楡。仲良くなった二人は同じ高校に進学し、フラットハウスを別宅としてシェアするように。そんな二人の前に楡の幼稚園時代の友達・日帆が現れて…。3人の友情と恋愛模様を描いた作品。

   

私は20年くらい前からいくえみ綾さんの漫画のファンで、色々読んでいます。「バラ色の明日」、「愛があればいーのだ」、「潔く柔く」、「G線上のあなたと私」、「あなたのことはそれほど」、等。

elizabethaferryによるPixabayからの画像

この「太陽が見ている(かもしれないから)」は割と暗めの話なので、誰にでもオススメできるという感じではありません。が、私は好きです。

1巻、2巻…と読んでいるうちにどんどん続きが気になって仕方がなくなります。

そして、1冊読み終えると内容を反芻して色々と考えさせられたり悶たり…笑。

   

そんなこんなで全巻読み終わりましたので、1巻ずつ振り返りつつ感想とか見解とか述べてみようと思います。

   

2.第8巻の内容紹介

   

楡との別れを受けいれた日帆は、家に引きこもってしまう。そんな日帆を思いやり、楡に「ばいばい」と告げる岬。それを聞いた楡が、動き出す…!? 岬、楡、日帆、それぞれが向かう道は!? 完結巻!!

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舞台は昼間の公園へ。飯島兄はどうやら未だ就職活動に苦戦している模様…。

一方日帆は、おばさんの家に来たときの母親と同じような状態のようで、おばさんは困って楡を頼ろうとします。しかし応えられない楡。

また岬は、飯島弟に誘われて猫の里親会へ。そこで飯島弟から、日帆に「自分たちが別れたのはさもあんたのせいかのようなキツイことを言ってしまった」と打ち明けられます。岬は「いーじまのことだから その人のためを思って言ってることでしょう」と。

飯島弟は、岬に「いってこい… 敵は落ちてる 奴はフリーだ!」と言いますが、岬は「鬼畜かよ」と一蹴。そして、

「あたしはね 多分 今この世でいちばん日帆の気持ちがわかる人間なんだよ」

と頭を抱えます。

日帆は大学にも行かず引きこもってしまいますが、ある日おばさんから楡に電話が。

日帆が、変な男に連れて行かれたと言うのです。

楡はその男を「俺の友達だから」「大丈夫」と言い、おばさんに日帆とずっと一緒にいられなかったことを謝ります。

そして、日帆が自分の内側にとらわれていること、自分から変わろうとしない限り、日帆はそのままだということを告げます。

おばさんは勢いあまって楡にひどいことを言ってしまいますが、楡は

「恨んでいいです 恨まれるのは慣れてます でも本当に日帆の幸せを願うなら

俺 は だめなんです」

と。

   

岬は楡に会いに行きます。どうしても直接言いたいことがある、とのこと。

「楡 あなたあたしの太陽だよ あたしたち 眩しすぎるね!」

Photo by Jake Givens on Unsplash

   

そして、楡に「ばいばい またね!」と。

   

一方、飯島兄に連れ出された日帆は、岬とおそろいのチャームをずっと握りしめていました。飯島兄は、それを川へ投げ捨ててしまいます。

ちなみにこのチャーム、岬は、楡と日帆が付き合い始めたときに不燃ごみとして捨てたそう。……。

    

父親の体調が悪化し、実家に呼ばれた楡。「家を継がないか」と言われますが、さくっと断ります笑。

その帰り道、岬に「あなた 太陽だよ」と言われたことを思い出し…。

  

岬はお店のママさんに、「自分が死んだらお店と家をゆずる」と言われて大喜び。

日帆は、楡との思い出を捨てようと決意し家を片付けているうちに、服もなにもかもいらないと思いはじめ明日着る服までゴミ袋に。

家を訪ねてきた飯島兄に「極端だ」とつっこまれます。

日帆の様子を見たおばさんは、胃潰瘍で倒れてしまいます。しかし原因は日帆ではなく、楡にひどいことを言ってしまった自分を責めていたからでした。

病院の帰り。おじさん、日帆、飯島兄の3人で食事をします。

日帆との関係を訊かれた飯島兄は「責任を感じてます」とはっきり答えます。自分がちょっかいを出していたから、楡と日帆の関係を気まずくさせたのかな、と。

日帆は、「責任…」とつぶやき、楡がそれを言ってくれればすぐに終わっていたのに、と語り始めて。

それを愛情とすり替えて 私を 自分を 騙して
私は おばさんとは違う 私は 恨む
恨んで 恨んで 恨んで ………思い出して
幸せを… くれた… 楡に …感謝します

そして、岬に会いたい、戻りたい と泣きます。

    

昔住んでいた家の様子を見に来た楡。ここでの岬のことを思い出していました。

そして、岬に会いに。「バイバイ」の意味を聞かれた岬は、

「今は苦しいけどいつかまた あの頃みたいに楽しい気持ちで会えるようにって

と答えますが、楡は「そんな日は来ねえよ 今を…逃したら もう来ないんだよ」と。

Photo by Melissa Askew on Unsplash

   

楡は初めて「岬」と呼び、岬を抱きしめます。

   

その後、ママさんの家に行った岬。楡もなぜだか着いてきて…。

そこへ日帆から岬へ「会いたい」というメッセージが入ります。

楡は「行ってやって」と岬を送り出しつつ、キスを。「不安で」と言い、

「また離れていかないように…… ずっと… …ずっと 長い間…… ありがとう…」

と告げます。

    

実家でふてくされる飯島兄。弄ばれて捨てられた気分、と弟に漏らし、「自分で思ってるよりも 本音ではすっげー期待してたのかもなー」と愚痴。

岬に会った日帆は、自分と楡との関係がややこし過ぎたと振り返ります。

全部親のせいにするのは違うって思っているけど、愛されていないと自分もいつかああなってしまうという畏れを拭い去ることができなかった、と。

楡には自分の母親に対するものと同じ思いをさせていたのかもしれない、と告げて、自分はあったかい人になりたい、と岬に告白。

そして、「楡を 幸せにしてあげて…」と頼みます。

   

楡のバイト先に訪れた飯島兄。楡に、「死んだ友人のことは忘れろ 俺も全部忘れる」と言って立ち去ります。それを見送った楡は、微笑して…。

日帆は、おじさんおばさんと共に母親のお墓参りへ。命日でした。

そこには、楡がお参りしてくれた跡がありました。

お母さんに、大学を休んで一休みすること、「でもがんばる」と日帆は報告します。

   

岬と楡の間は順調そうで。飯島弟と会った楡は、「いいよ 殴って」と言いますが、飯島弟は「時間の無駄 体力の無駄 俺の無駄ァ!」とだけ言い放ちます。

岬のお店、遊園地など、色んな場所をめぐりながら小説を読む日帆。

飯島兄は就職浪人を決めて沖縄の製糖工場へ行ったそうです。

岬と楡は、以前2人で暮らした家を大掃除&大改装。こういうことを日帆がやりたがっていた、と2人は思い出しますが、2人でやりたい、と。

冬なのにベランダで小説を読む日帆のところにラインが入ります。飯島兄から、「ここは満点の星」と。

それに対して日帆は「そこはどこですか?」と返します。

そこはどこですか?
私が行ってもいい所ですか?

   

時は流れて、楡と岬の家に日帆からはがきが。

南の島? へ行っているようですね。

はがきには「毎日 すごく 生きています」とありました。

   

楡と岬、二人が手をつないで並んで座っているシーンで物語は終わります。

   

……詳細はぜひ、本編で!!

    

3.感想と個人的見解(物申す!)

まずはじめに一言叫ばせてください。

終わりましたーーーーっっ!!

Photo by Jan Meeus on Unsplash

    

ところでこのブログを書き始めようと思ったきっかけについて、お話ししてもよろしいでしょうか。

一番の理由は「ラストが気に入らない! それを誰かに聞いてほしい!」という思いからでした。

というわけで、この回のためにやってきたといっても過言ではないのですよ。

今回の内容紹介が、日帆に寄っているのは重々承知です。岬のモノローグとかほとんど入れてないですね。すんません。

私がこの巻で何が一番好きかというと

表紙

です。

3人とも笑顔でいること。そして日帆が真ん中にいるところ。がね。

    

さて、一番いいたい事は最後にとっておいて。振り返ります。

飯島弟は本当にいいヤツですね。兄もだけど。

猫の里親会での岬とのやりとりは好きです。そして、自分が別れたのをさも相手のせいであるかのように…っていうのは、高校生のとき元カノと別れた話を岬にしたときと同じだよなーと思ったり。

しかし、日帆の周りには常に男性がいてくれますね。きれいな子だからっていうのもあるのでしょうか。

おばさんやおじさんは、そりゃー心配だろう…笑

そして飯島兄はこんなにいいヤツだし状況とかもよく把握できるのに、内定出ないんすね笑笑

まぁ、本心では本人が会社勤め望んでなさそうな……気も……

   

さて。で、もうラストの何が気に食わないのかを物申してしまいますが!!!

結局、岬と楡がくっついて終わるんかい!!!

ってとこです。

そして、その上で

岬と日帆は生涯にわたる親友になった

てのもね!!!

私としては、3人バラバラになったけど、恋愛感情はなくて友人同士として幸せになった、っていう未来であってほしかった!!笑

男女の間は結局、「異性として付き合う」が一番幸せ、ではなく!!

友人として、それこそ3人はお互いかけがえのない友人や仲間になる、というハッピーエンドが見たかった!!!

    

だってね?

楡は岬のこと本当に好きなのか? が個人的にはとても疑問で!!

「太陽」と表現しているけれど、恋愛対象なのか? って疑問で!!

岬が楡のことを大好きなのはわかったけど、結局楡はまた、それに応えただけなんじゃないか?? って思っちゃうんですよ!!

最初の頃に、楡にとっての岬はなにかと問われたときに答えた「仲間」という言葉、

私はその感情を最後まで持ってて欲しかった!!!

   

わぁわぁ

   

楡にとっても日帆にとっても、恋人という存在にするにはお互いではダメなんだ、というのはとても良く描かれていたと思うんです。

そして飯島兄に頼ってでも、これから前向きに生きていくのであろう日帆。。そっちのラストはとても納得でした。飯島兄と恋愛の関係に発展するのかはわからない部分も含めて。

でね??

楡は、本当に岬のこと好きなの??

っていうのがどーーしても引っかかる。突然降って湧いたように出てきた気がしてならないっっ!!

いや、要所要所で日帆よりも岬を優先している感はあったので、それが恋愛感情だったと言われたらそれまでだけども!!

なんとなく、ちょっと違うような気がしていたんですよ!!

わーわーわー

私はコミックス買って読みましたが、クッキーの読者層だとやはりこういう結末がウケるのか? とか邪推したり……

   

ぜぇぜぇ。。とりあえず、それがどうしても言いたくて、

いたくて 言いたくて 震える♪

くらいの気持ちで始まったこのレビュー。

今、言うことができて私はすっきりしています。

   

最後までお付き合いいただき、本当に本当にありがとうございました。

よろしければ、またいらしてくださいね!!

そして、内容に共感していただいた場合等は「いいね!」いただけたり、シェアしていただけると私が喜びます笑

   

それでは!! 読んでくださりありがとうございました!!

   

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