【ネタバレ注意】日帆派natarikoが物申す！太陽が見ている（かもしれないから）１

こんにちは。natarikoです。

今回は、「太陽が見ている（かもしれないから）」第１巻の感想と個人的見解を述べたいと思います！

　　　

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１．「太陽が見ている（かもしれないから）」とは

分類：少女マンガ

著者：いくえみ綾

出版社：集英社（2014/9/25）

掲載雑誌：クッキー

あらすじ：

女友達との関係や学生生活に何か違和感を感じる女子中学生・岬と、クラスで浮いている同級生の楡。仲良くなった二人は同じ高校に進学し、フラットハウスを別宅としてシェアするように。そんな二人の前に楡の幼稚園時代の友達・日帆が現れて…。３人の友情と恋愛模様を描いた作品。

　　　

私は２０年くらい前からいくえみ綾さんの漫画のファンで、色々読んでいます。「バラ色の明日」、「愛があればいーのだ」、「潔く柔く」、「G線上のあなたと私」、「あなたのことはそれほど」、等。

この「太陽が見ている（かもしれないから）」は割と暗めの話なので、誰にでもオススメできるという感じではありません。が、私は好きです。

１巻、２巻…と読んでいるうちにどんどん続きが気になって仕方がなくなります。

そして、１冊読み終えると内容を反芻して色々と考えさせられたり悶たり…笑。

　　　

そんなこんなで全巻読み終わりましたので、１巻ずつ振り返りつつ感想とか見解とか述べてみようと思います。

　　　

２．第１巻のあらすじ

友達とどこか違うと感じている岬。クラスで浮いている楡。中3の2人は席替えがきっかけで、急速に仲良くなっていく。春、同じ高校に進学した岬と楡は、フラットハウスに一緒に住むことに。そんな2人の前に、楡の幼なじみ・日帆が現れて…。3人の関係が動き始める!!

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この物語の主人公・岬の中学３年生の日常から物語は始まります。

女友達との間に違和感を感じながらも、「友達」として振る舞う岬。

ある日、岬の席の隣りにクラスで浮いている男子学生・楡が。楡の父親は悪どい金貸し屋で、親が被害に遭った子供も楡と同じ中学にいることから、いじめなどもあったようです。

楡に対してはなぜか楽に接することができる岬。二人は仲良くなり、同じ高校へ進学します。楡は高校の入学祝いに親から「友人と過ごせるフラットハウス」をもらい、一緒に暮らしはじめる岬と楡。

楡は「高校デビュー」を果たし、暗い印象の中学時代とは一転、さわやかな見た目となりそんな楡を慕う女子も。

そんな二人が通う高校に、楡の幼稚園時代の友達・日帆が現れます。美人な日帆に男子騒然。日帆は楡を見つけ、「私ずっと　あなたにあやまりたかった…」と…。

…続きはぜひ本編で！

　　　

３．感想と個人的見解（物申す！）

さて。タイトルにもある通り、私は「日帆派」です。

岬より日帆の方が好き・感情移入できるんですよね。

主人公は岬なので「岬の方が好き」って人のほうが多いかもしれません。最初はくらーい感じの子でしたしね。

私もぶっちゃけ、最初読んでいたときは「なんかおじゃま虫が出てきた予感！」って思いましたし　笑。

　　　

個人的にこの巻でポイントかなーって思うのが

本当にお似合いですね、っていう日帆に対して、岬と楡は「友だちだけどね」と言うところかなーと。直後に日帆から「つきあってるんじゃないの？」とツッコまれるところ（そして日帆の敬語→タメ語への移行が完了したところ）。

私も二人は付き合ってるんだと思ってたんで、日帆と同じツッコミをしたものです…笑　　

私も似たような経験があるのでわかるのですが、こういう思春期の時期っていわゆる表面上の「友だち」ではなく、心から安心できる・楽な本当の意味での「友だち」ってなかなか見つけられなかったものです。

　　　

おそらくですが、私生児である岬、親のおかげでいじめ等の経験がある楡は、なかなかすぐに心を許せる相手って探し出せなかったんじゃないかなーと。

なので、「友だち」という存在がとても大事なんじゃないかと…

　　　

それと、個人的に好きなのは

小田島さんに楡との昔のことを聞かれて困っている日帆を、岬がさり気なく助け出すシーン。

これによって、日帆にとっても岬が大事な存在となっていくのがわかります。

　　　

それと、楡が日帆の家のことを案じているシーン。親父はもうすぐ死ぬ予定だからチャラ！　って言っていますが、おそらく日帆だけではなく彼の父親の被害に遭った家は楡の周りにたくさんあって、その様子を見てきた・聞いてきたのではないかと。。それが後の行動に…ってこれはまた先の話でした。

　　　

更に特筆すべきなのは！（まだあるのかい）

なんだったら３人で住んでもいーよ？

と楡が日帆に言うシーン！！

楡にとっては、３人で暮らしてもいいと（このときは）思っていたのでしょう。きっと、岬も日帆もどちらも友だちだから。

多分岬は、そうは思ってなかったと思うんです。もちろん「楡の家」なので、岬が声高に反対はできないでしょうが…

そこから、「友だち」である３人の関係に変化が生じていきますね。

　　　

あとまあ、飯島兄がいいヤツなのは、

書くまでもないっすね　笑

　　

では、今回はここまで！　お読みいただきありがとうございました。

　　　

※次巻の感想と個人的見解はこちら

　　　

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