こんにちは。natarikoです。
今回は、「太陽が見ている(かもしれないから)」第3巻の感想と個人的見解を述べたいと思います!
スポンサーリンク
- 1.「太陽が見ている(かもしれないから)」とは
- 2.第3巻の内容紹介
- 3.感想と個人的見解(物申す!)
1.「太陽が見ている(かもしれないから)」とは
分類:少女マンガ
著者:いくえみ綾
出版社:集英社(2014/9/25)
掲載雑誌:クッキー
あらすじ:
女友達との関係や学生生活に何か違和感を感じる女子中学生・岬と、クラスで浮いている同級生の楡。仲良くなった二人は同じ高校に進学し、フラットハウスを別宅としてシェアするように。そんな二人の前に楡の幼稚園時代の友達・日帆が現れて…。3人の友情と恋愛模様を描いた作品。
私は20年くらい前からいくえみ綾さんの漫画のファンで、色々読んでいます。「バラ色の明日」、「愛があればいーのだ」、「潔く柔く」、「G線上のあなたと私」、「あなたのことはそれほど」、等。
この「太陽が見ている(かもしれないから)」は割と暗めの話なので、誰にでもオススメできるという感じではありません。が、私は好きです。
1巻、2巻…と読んでいるうちにどんどん続きが気になって仕方がなくなります。
そして、1冊読み終えると内容を反芻して色々と考えさせられたり悶たり…笑。
そんなこんなで全巻読み終わりましたので、1巻ずつ振り返りつつ感想とか見解とか述べてみようと思います。
2.第3巻の内容紹介
順調にいっていた楡と岬の共同生活。だが、岬が楡に勢いでキスをしたことで、気まずくなってしまう。一方、楡を好き、という同じ想いを持つ日帆とは、より強い絆が生まれていく岬。けれど、日帆の本当の気持ちは…!? 衝撃の告白で、3人の関係も変化していく!!
【収録作品】〆切その後エッセイ
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%89-3-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%88%E3%81%BF/dp/4088454510
日帆が入院しているお母さんと会話しているシーンから始まります。
アルバイトをしていること、好きな人がいることなどを報告していますね。
楡のことは、
「昔から好きだった気がするが、ずっと会ってなかったから妄想のような気がしていた。だけどこのあいだ友だちに言われて、私まっ赤っかになっちゃった」
と表現しています。
一方、楡と岬の共同生活はちょっとギクシャク。岬は、
「これを友だちじゃないと言い切ってしまうとあたしたちは成り立たないだろうから、やっぱフツーに友だち認定」
「なんて 人間て 欲張りなんだろう
どうして同じ場所にいられないんだろう」
と考えてしまいます。
2人が飼っている猫のレバサンが入院しているため、そのお見舞いに行く3人。そこで、日帆を挟んで楡と岬が真反対のことを言い、2人とも日帆に同意を求めるため、日帆はちょっと困惑気味(ここの日帆、好きです 笑)。
日帆は「わかった ケンカしたのね?」
と2人に笑いかけます。
岬がトイレに行っている間、日帆と楡は2人に。
「あんたあんまりうち来ないね」という楡に対し、「岬の特権かなーと思って」と応える日帆。
岬にとって楡は「喜び」であることを伝えた上で、楡にとって岬は? と問いかけます。
「仲間 って言ったらありきたりだけど 絶対 壊したらだめなもの」
「………… みたいな…」
と楡。
日帆はそんな楡を見ながら「私は壊してもいいのに…」と呟きます。
「え?」と楡が聞き返すのと同時に岬がトイレから出てきて、お腹を壊したと。
一人でタクシーに乗って帰る、という岬に、日帆は付き添います。
家で元気なった岬。日帆に、自分が楡を一方的に押し倒してキスしたことを告げます。また、日帆もまっ赤になっちゃってかわいくて腹立つ、と…。
お互いに楡を想う二人。
一方で楡は、飯島兄と合流。日帆の母が精神科の病院に入院していることを聞きます。
「全然ダメ」だったはずの女の子達と会っている飯島兄に対し、楡は
「おまえ絶対日帆に手ェ出すなよキモいわ」
と。
「じゃミヤマちゃんならいーの?」
と聞き返す飯島兄に、
「殺す」
と。笑って「うそだよ」と言った兄は続けて
「にしてもさあ ばーか 殺してみろってんだ」
と笑顔で言います。
レバサンも無事に退院。岬と楡は会話の中で、キスしたことなどを話します。「あたしは楡がいい」という岬に対し、楡は「俺は深山とそういうことしたくない」と応えます。
学校に同居していることがバレて呼び出される楡。岬は一度家に帰ることに。
その日の夜、日帆は楡の家を訪ねます。
楡と再会してから、ずっと岬が一緒にいたこと、まっすぐな岬が時々うらやましくなること、自分はいつも気を遣ってばかりだが、それが嫌なわけではない。が、岬のいない世界のことを思うと、
「憎いとしたら…… …………岬だ」
と告白。憎くて大好き、そしてその分憎い……と。
それを聞いた楡は、
「そうやって なんでも俺に言えばいいよ 特権だ」
と伝えます。
次の日、学校で楡と会った岬は親から同居の許可をもらったことを伝えます。しかし、楡の反応は薄く…。
許可書を見た飯島兄は、「なんだこりゃ ひでーな」と一蹴し、
「俺が今 井田さんとどーのとかいう話じゃなくても おまえは決めるべきだ」
と告げて去っていきます。
自分を安易に家に入れたことを、楡は後悔しはじめているのでは? と考えはじめる岬。
日帆はその後、岬と2人になったときに「岬のことを憎んでいる」という話を楡にした、と告白します。だけど岬が大好きだということも。
フラットハウスに戻った3人。岬は楡と2人になったとき、「なんかくやしいから」と楡を押し倒しキスをします。
ドタバタしている2人を見つけた日帆は「2人で楽しそうにずるい…」と。
そんな日帆にも岬はキスをし、「荷物まとめるわ」と言って去って行きます。
……詳細はぜひ、本編で!!
3.感想と個人的見解(物申す!)
おかげさまで
自分ちの牛乳が腐ってやしないかというのに敏感になりました 笑。
岬は本当まっすぐで、友だちとして仲良くなる→異性として好きになる といういわゆる王道をいっています。
日帆が「楡にとって岬は?」と聞かれた楡が
「仲間」
と答えますね。それと同時に
「絶対壊しちゃいけないもの みたいな」
と言いますよね。私的に、この気持ちすごく良くわかるんです。
岬も以前、「友だちならずっと一緒にいられる」と言っていましたが同じような感じでしょうか。
男女の関係になってしまうと、どうしても「始まる」「終わる」がありますが(もちろん幸せなゴールや形を変えたものも)、友人や仲間ならよっぽどのことがない限り、お互い大切に思っていれば繋がり続けることはできると私は思っています。
それはさておき、
岬がお腹を壊して帰った後、元気になった岬を見て
「なによー元気になってるじゃないのー」
と言うときの日帆の笑顔!!!
大好きなんです。ここが。
だってこれ以上の笑顔、他の巻にあります??笑
それと、岬は母親のことを良く思っていないみたいですが、
私個人としては、あのお母さんも割とちゃんとお母さんやってると思って読んでます。
まぁごはん作ってくれないのはどうかと思いますけども・・・(そして岬はそれが一番ひっかかってるみたいですね)
「学校から電話があったら娘は毎日家に帰ってきてるって言っといて」という岬に対して、
「言ってほしいならとりあえず顔くらい見せたらどうなの」
とお母さんは返しますよね。これはきっと、あのお母さんなりに心配しているんだと思います。
そして、楡と住むという岬に対しても「ヒニンだけはちゃんとしろ」って言うのも
私は結構愛があると思ってます。
だって何かあって困るのは岬ですから。
もしかしたら、お母さん自身の反省(?)もあるのかもしれませんね。
話がそれましたが、日帆派の私としては、
「俺は深山とそういうことしたくない」って楡が言ったとき
本当に安心したんだよ!!!
だって、男子ってそういうのすぐわかるみたいに言うじゃないですか。
だから、あぁ岬は恋愛対象にはならないんだなーって。
思ったんだよ!!
なぁ、楡!!??
…いや、怒っても仕方ないんだけどさ。
そして、岬が親からもらった「許可」に喜ばなかったときにも
ちょっと安心したんだよ!!!!
だって日帆があんな風に、ちょっとした告白? したからこそ、岬がまた住むことを考えて困惑したんだろう!?
もーーーーあーーーーもーーーーーー
はいっ 今回はここまで!
皆様、おうちの牛乳は腐ってませんか?
…ちょっと確認しに行こう。
ていうか牛乳飲みたくなってきた。
スポンサーリンク
\マンガも600円分無料で読める/